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【2021年】格安SIM・格安プランの選び方とおすすめ通信会社を解説

格安SIMの選び方とおすすめ

格安SIMはここ数ヶ月で環境が大きく変わり、今ではいろんな会社からプランが出ているので、どれを選べばいいかで悩むという人は多いだろう。

この記事では、格安SIM歴5年の筆者が、2021年現在での格安SIM・格安プランの選び方や目的別におすめの通信会社を初心者でもわかるようになるべく優しく&詳しく紹介していく。

また、後半ではお得に申し込む際に気をつけるべきことも解説するので、現在「どの格安SIMを選べばいいかで迷っている」という方はぜひ参考にしてほしい。

なお、今回は音声通話プランので比較を前提としている。

動画版の解説はこちら

大前提:万人におすすめの通信会社はない

これは当たり前の話で、例えば肉が嫌いな人におすすめのレストランと聞かれて、焼肉をおすすめできないように、ひとりひとりの予算や使い方によってどの通信会社が良いかは異なる。

もちろん、目的別のおすすめや、選び方のポイント解説などはできるだけするが、料金の安さや、評判だけで決めず、自分自身である程度良い悪いの軸を持った上で選ぶことが重要だ。

格安SIMを選ぶ上で確認すべきポイント6つ

MNOかMVNOか

MNO MVNO
該当する会社 docomo(ahamo)
au(povo/UQmobile)
Softbank(LINEMO/Ymobile)
楽天モバイル
その他の通信会社
回線 自社で提供 MNOから間借り
通信の安定性・品質
料金
速度制限後の速度 1Mbps 200~300Kbps
契約窓口 店舗・オンライン オンライン(※一部店舗あり)

まず一番に気にすべきことは、MNOなのかMVNOであるかということだ。

通信会社には、MNOとMVNOの2種類があり、簡単に言うと

  • MNO→大手キャリア(自社回線)
  • MVNO→格安SIM(大手から回線を間借り)

という感じで、MNOが回線を提供し、MVNOがその一部を借りているという構造になっている。

特に大手から乗り換える方は、MNOかMVNOなのかで通信速度や安定性などの使い心地が大きく変わるので、どれがMNOでどれがMVNOなのかを把握しておこう。

なお、通信のエリアや通話の品質関しては、MNOとMVNOは同じ。

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どの回線で使うか

日本には通信会社は4種類ある。

  1. docomo
  2. au
  3. Softbank
  4. 楽天

結論から言うと、今使っているキャリアに合わせて回線を選べば問題ないが、キャリアごとに繋がりやすさや通信エリアは若干異なるので、不安ならdocomo回線を選ぶといい。

なお、楽天モバイルに関しては、他の3社と比べてエリアが狭く、繋がりづらいので、メイン回線として使う場合はエリアを要確認することをおすすめする。

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毎月の通信データ量

通信会社には使用するデータ量ごとに様々なプランが用意されている。

ahamo,povo,linemoを除けば、基本的には月どのくらいのデータ量を使うかで料金が変わるので、自分の毎月の使用データ量に合わせて選ぶことが大事だ。

毎月の使用データ量に関しては、Android/iPhoneも設定で確認することができるので、必要以上に余分なデータプランを選んだり、逆に少なぎるプランを選ぶというリスクを減らすことができる。

オプション・独自サービス

通信会社によっては、

  • かけ放題
  • データカウントフリー
  • 割引制度(家族割・セット割)
  • 繰り越し

などの独自のオプションやサービスが用意されており、特に

  • データカウントフリー
  • 割引制度(家族割・セット割)
  • 繰り越し

あたりは、あるかないかでだいぶ使い勝手が変わるので、あるかどうかを見ておくといい。

また、家族や同居人と一緒に使うことで適用となる「家族割」や、光回線とのセットで契約することで適用される「セット割」などは、通信会社によっては月1,000円ほど料金が割引されるので、適用になるかどうかを確認しておこう。

サポート体制

スマホに詳しくないひとにはサポート体制に関しても見ておくといい。

特にahamo,povo,LINEMOは、オンライン専用プランになっていて、店舗はもちろん、オンラインでもチャットサポートのみとなっていて、電話なども非対応。

一方でUQモバイルやワイモバイルなどは店舗でサポートがあるので、特にスマホにあまり詳しくないという人はサポート体制がどうなっているかも必ずチェックしておくことをおすすめする。

端末セットの内容

もし端末ごと乗り換える予定があるのなら、端末セットの内容も確認しておくといいだろう。

格安SIMの場合、大手キャリアとは違って選べる端末が限られているのと、通信会社によってかなり価格が違うので、欲しい端末があるかどうかを確認しておくことをおすすめする。

なお、今の端末をそのまま使う場合は、SIMロックの有無と通信キャリアごとのバンドの違いを必ず見ておこう。

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目的別おすすめ格安SIM・格安プラン

※2021年4月時点の料金
※音声通話付きプランで比較

コスパ重視「nuroモバイル」

nuromobile

月額料金 3GB/792円(税込)~
種別 MVNO
回線 docomo/au/Softbank
かけ放題 10分/880円(税込)
家族割・セット割
データカウントフリー
データ繰り越し

通信品質にあまりこだわりがなく、とにかく安く使いたいという人には、MVNOのnuroモバイルの3GBプランかがおすすめ。

nuroモバイルは月3GBで792円と、現在のMVNOの中では頭一つ抜けた安さな上、docomo/au/softbank回線の3つの中から好きな回線を選べるので、コスパ重視の方には最適だろう。

20GB未満&品質重視「UQモバイル/Ymobile」

料金は安めがいいけど、通信品質も落としたくないという人には、MNOのサブブランドであるUQモバイルかワイモバイルがおすすめ。

単純な料金や使い勝手などはUQモバイルに軍配が上がるが、ワイモバイルは家族や光セットを適用させるとUQモバイル以上に安くなるので、各々の状況に合わせて選ぶといい。

UQモバイル

uqモバイル

月額料金 3GB/1,628円(税込)~
種別 MNO(サブブランド)
回線 au
かけ放題 月60分/550円(税込)~
家族割・セット割
データカウントフリー 節約モード
データ繰り越し

ワイモバイル

Y!mobile

月額料金 3GB/2,178円(税込)
種別 MNO(サブブランド)
回線 Softbank
かけ放題 10分/770円(税込)~
家族割・セット割
データカウントフリー
データ繰り越し

大容量&品質重視「ahamo/povo/LINEMO」

大容量かつ品質重視な人は、大手がそれぞれ提供している格安プランを選ぶといいだろう。

こちらはプランは1種類のみで、繰り越しもないのでサブブランドよりも自由度は劣るものの、大手キャリアからスムーズに乗り換えることができるので、今大手キャリアの大容量プランを使っている人におすすめと言える。

ahamo

ahamo

月額料金 20GB/3,278円(税込)
種別 MNO(格安プラン)
回線 docomo
かけ放題 0円~
家族割・セット割
データカウントフリー
データ繰り越し

povo

povo

月額料金 20GB/2,728円(税込)
種別 MNO(格安プラン)
回線 au
かけ放題 5分/550円(税込)~
家族割・セット割
データカウントフリー 24時間使い放題(220円)
データ繰り越し

LINEMO

linemo

月額料金 20GB/2,728円(税込)
種別 MNO(格安プラン)
回線 Softbank
かけ放題 5分/550円(税込)~
家族割・セット割
データカウントフリー LINE通話など
データ繰り越し

サブ回線or無制限「楽天モバイル」

rakutenmobile

月額料金 1GB/0円
無制限/3,278円(税込)
種別 MNO
回線 楽天
かけ放題 0円~
家族割・セット割
データカウントフリー
データ繰り越し

サブ回線として0円運用したい方や、無制限プランで使いたい人には楽天モバイルがおすすめ。

楽天モバイルは、使用データ量に応じた従量課金制の料金になっていて、20GB以上使ってもMAX3,278円、1GB未満なら0円と他にない特徴がある。

ただし、回線が他の3回線と比べて貧弱で繋がりにくいという決定的な弱点があるので、都心部などに住んでいない場合は、メイン回線で導入するのは避けておいた方がいいだろう。

端末セット「OCNモバイルONE/IIJmio」

回線にはこだわりがなく、端末セットでお得に契約したいという方はOCNモバイルONEか、IIJmioがおすすめ。

この2つは、MVNOの中でもトップクラスの端末のラインナップがあり、さらにセールになると端末代が1円~110円というセールをやるので、端末ごと買い替えたい人には最適だ。

また、プラン自体も最安とまではいかないが、両方ともかなり安い。

OCNモバイルONE

ocnモバイルone

月額料金 1GB/770円(税込)~
種別 MVNO
回線 docomo
かけ放題 10分/935円(税込)~
家族割・セット割 セット割
データカウントフリー spotifyなど
データ繰り越し

IIJmio

iijmio

月額料金 2GB/858円(税込)~
種別 MVNO
回線 docomo/au
かけ放題 10分/880円(税込)~
家族割・セット割
データカウントフリー
データ繰り越し

お得に契約するために知っておくべきこと2つ

申込みは基本的にオンラインが良い

乗り換えの申し込み窓口は店舗とオンラインの2つがあるが、結論からいうとオンラインで乗り換え得た方がお得になる。

たとえば乗り換えにあたってのSIMロック解除は店舗では3,300円かかるのに対し、オンラインでは無料、また、後述するキャンペーンなども店舗ではやっていないことが多い。

これはスマホ契約だけに限った話ではないが、店舗というのは人件費がかかっているので、手数料は取るし、できればオプションに加入させて売上を上げたいので、同じサービスを受けられるオンラインの方が絶対的に料金は安くなる。

もちろん、自分だけ契約するのが難しいという人は店舗でサポートしてもらうのも良いが、可能な限りはオンライン経由で手続きすることをおすすめする。

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キャンペーンの有無

格安SIMは紹介制度やエントリーパッケージといった通年行っている割引キャンペーンや、不定期ではあるが、期間限定でキャッシュバックなどのキャンペーンをやっている。

特に時期にもよるが、UQモバイルやワイモバイルでは10,000円を超えるキャッシュバックをやっていたりするので、もし契約する通信会社を決めたとしても、申し込み前に使えるキャンペーンがあるかないかを一度確認しておくといいだろう。

また、こういったキャンペーンは基本オンライン申し込み経由でしかやっていないことが多いので、その点にも注意だ。

まとめ

ここまでをもう一度まとめると、

  • MNOかMVNOかを見る
  • どの回線で使うか決める
  • 毎月の通信データ量を見極める
  • オプション・独自サービスを検討する
  • サポート体制を見る
  • 端末セットの内容を見る

これらを意識した上で、格安SIMの通信会社を選び、オンラインで申し込みを行うようにすれば、概ね良い選択ができるはずなので、ぜひ今回の記事を参考に自分に合った格安SIMを選んでみてほしい。

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