格安SIMは基本的にどのプランも月〇〇GBという容量制限があるので、ついつい動画を見すぎてしまって速度制限にかかってしまうといったことも少なくない。
そこで今回は、
- 使い放題に近い使い方ができる
- 月3,500円以下で利用可能
以上の条件に当てはまる音声通話付きの格安SIM6つを紹介していく。
厳密には2021年現在で完全無制限で使える格安SIMは存在しないが、各社で独自に提供しているサービスや、カウントフリーオプションなどで実質的にデータ無制限で使える格安SIMは存在するので、今回はそういった格安SIMを解説する。
無制限で使える格安SIM6選
楽天モバイル
回線 | 楽天/au |
月額料金 | 3,278円 |
無制限の内容 | 通常使用時(楽天回線回線のみ) |
速度制限 | 1日10GB以上使うと3Mbps(楽天回線) 月5GB以上使うと1Mbps(au回線) |
データ繰り越し | なし |
備考 | キャンペーンで3ヶ月無料 |
今回紹介する中では、一番無制限に近い形の格安SIMかもしれない。
楽天モバイルは、楽天回線とauのパートナー回線の2つを提供しており、楽天回線エリア内であれば無制限にデータ通信を行うことが可能で、いくら使っても料金は最大3,278円、1GB未満の場合は0円となる。
なので、楽天回線のエリア内に住んでいて無制限に使いたい人や、サブ回線として持ちたい人におすすめ。
ちなみに、今現在は月額料金が3ヶ月間0円になるキャンペーンもやっている。
mineo
回線 | docomo/au/Softbank |
月額料金 | 月3GB/1,683円~(パケット放題Plus:月385円) |
使い放題の内容 | パケット放題plus加入で1.5Mbps使い放題 |
速度制限 | 1.5Mbps(3日で10GBを超えた場合は200Kbps制限) |
データ繰り越し | あり |
備考 | データシェア・プレゼントが可能 高速・低速の切り替えが可能 期間限定で4ヶ月間無料 |
mineoは、ギガ数ごとにプランが分かれているが、「パケット放題Plus」という月385円のオプションをつけることで、1.5Mbpsの速度で使うことができる。
1.5Mbpsと速度がかなり速いが、3日で10GBを超える通信を行うと200Kbpsに制限される点には注意。
また、mineoはその他のデータシェアのサービスも充実しているので、それらと組み合わせて賢く使いたいという人におすすめ。
BIGLOBEモバイル
回線 | docomo/au |
月額料金 | 3GB/1,628円~(エンタメフリー:月308円) |
使い放題の内容 | エンタメフリーオプション加入時 (YouTube,U-NEXT,Spotify,Apple Musicなど) |
速度制限 | 200Kbps(月額容量超過後) |
データ繰り越し | あり |
備考 | エンタメフリーオプションが半年無料 BIGLOBE光とのセット割・家族割あり エンタメフリーは3GB以上のプラン限定 |
BIGLOBEモバイルではエンタメフリーオプションという月308円のオプションをつけることで、一部の動画、音楽、電子書籍配信サービスのデータ消費量が減らなくなる。
一応YouTubeなどの動画視聴は360Pぐらいが限界らしく、時間帯によってはかなり遅くなることもあるそうだが、料金的にコスパ的には格安SIMの中でもトップクラス。
エンタメフリーの対象サービスをよく使うorBIGLOBE光とのセット割などで料金を抑えたいという人にはおすすめ。
TONEモバイル
回線 | docomo |
月額料金 | Android:1,100円 iPhone:1,650円 |
使い放題の内容 | 通常使用時に使い放題 |
速度制限 | 500~600Kbps |
データ繰り越し | なし |
備考 | 電話番号を2つ(090/050)持てる 高速チケットは有料(1GB:300円) Androidの場合は端末購入が必要 iPhoneはSIM契約ができるが1,650円 |
TONEモバイルは、あまり知名度はないが、子供とかシニアに人気の格安SIM。
ここは他と違って最初から500~600Kbpsに速度が制限される代わりに、最初から無制限で使うことができる。
ただし、動画をダウンロードなどは使い放題の対象外で、ダウンロードなどをする場合は高速チケットと呼ばれるチケットを購入し、購入したGB数分を使用する形になる。
H基本的には子供やシニア向けの格安SIMなので、使い放題目的で契約するよりも、子供・シニア向けとして契約するのがいいだろう。
UQモバイル
回線 | au(サブブランド) |
月額料金 | 月3GB/1,628円~ |
使い放題の内容 | 節約モード使用時に使い放題 |
速度制限 | 300Kbps(プランS) 1Mbps(プランM/L) |
データ繰り越し | あり |
備考 | バースト機能で速度が速い auのサブブランドなので速度が速い 3日で6GBを超えると速度制限あり |
UQモバイルは、節約モードという速度切替の機能が用意されており、節約モードをONにすると速度が300Kbps/1Mbpsに制限される代わりに、データを消費しなくなる。
また、バースト機能で最初の数秒間は速度が上がるので、節約モードであっても比較的快適に使うことができる。
UQモバイルはコスパと通信品質の両方でかなり優秀なので、快適かつコスパも良いところが良いなら一番おすすめだろう。
povo
回線 | au(auと同じ) |
月額料金 | 月20GB/2,948円(24時間データ使い放題:220円) |
無制限の内容 | 24時間データ使い放題 |
速度制限 | 1Mbps |
データ繰り越し | なし |
備考 | au回線と同じ品質 データ使い放題利用時はデータ量が減らない |
povoにはトッピングといって、24時間通信量を消費せずに完全に無制限で使えるオプションが220円で用意されている。
また、回線品質がauと同じで、速度も速いが、3日で6GB以上を使うと制限がかかる可能性がある。
普段は快適に使って、プラスアルファで特定の日だけテザリングをするとか、映画をたくさんダウンロードするとか、そういった使い方をする人には特におすすめだ。
デュアルSIMで組み合わせるとさらに安くなる
今回は6つの格安SIMを紹介したが、結論この中では
- 常に無制限で使いたい→楽天モバイル
- コスパ&品質重視で選びたい→UQモバイル or mineo
- 特定の日だけ使う→povo
という感じだ。
自分の場合はメインでUQモバイル、サブというかテザリング専用として楽天モバイルという感じで組み合わせて使っているが、実質的にほぼ無制限に使えて月額1,628円なので、2つを組み合わせて使うのもおすすめだ。