デュアルSIMをすると、1つの端末で2つのSIMを使うことができる。
これを応用し、UQモバイルをメイン回線、楽天モバイルを通話専用+1GBのサブ回線として0円で使う方法を紹介していく。
先に言っておくと、これはスマホの端末によってそもそもできるできないが異なる上、楽天モバイルのデータ管理ができないと0円利用ができないので、誰でも気軽にできるわけではない点には注意してほしい。
デュアルSIM(DSDS/DSDV)とは
まずはそもそもデュアルSIMが何なのかを解説していく。
デュアルSIMは色々呼び方があるが、一般的にDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)の2つの呼び方で呼ばれている。
簡単に言うと、DSDSは4G+3Gで、DSDVは4G+4Gのような組み合わせで利用することができ、DSDSよりもDSDVに対応している端末の方がより柔軟性が高い。
デュアルSIMのメリット
デュアルSIMのメリットとしては次の3つが上げられる。
スマホ料金が安くなる
デュアルSIMの一番のメリットは、回線を2つ使えるので、最適なプランをそれぞれで適用できるということだ。
なので、今回のようにUQの3GBプランと、楽天モバイルのUN-LIMITプランを組み合わせれば、
最初の1年は月額1,480円のみで無制限(※楽天エリア)かつ通話無料で使うことができ、1年後も楽天モバイルの使い方を変えれば、月1,480円で4GB(3GB+1GB)のかけ放題が使える。
仕事用とプライベート用で分けられる
個人事業主や経営者など、仕事とプライベートでスマホを分けたい場合、従来は携帯を2台持つ必要があったが、デュアルSIMに対応していれば、これが1台で完結する。
ただ、DSDS/DSDVだと、どちらか1つのSIMで通話中は、もう片方のSIMが圏外となるので、その点には注意だ。
海外でも使える
今はあまりメリットを享受できないが、楽天モバイルの場合、海外でも0円で通信ができる。
なので、海外旅行などの際に、わざわざ現地でSIMを買って差したり、ポケットWiFiなどを持っていかなくても、そのまま使うことができる。
【Android】DSDVで楽天モバイルをサブ回線として利用する方法(物理SIM)
デュアルSIMで利用する際にDSDVに必要なもの
- デュアルSIM対応のスマホ
- メイン回線のSIM(今回はUQ)
- 楽天UN-LIMITのSIM(物理SIM)
スマホの電源を切った状態でSIMカードスロットを開ける
まずはスマホの電源を切った状態でSIMカードスロットを開ける。
利用しているスマホに楽天のSIMを挿す
デュアルSIM対応端末の場合、SIMカードスロットが2つまたは3つあるので、片方の空いているSIMスロットにもう一つのSIMを挿す。
なお、スロットが2つのみで、片方にmicro SDを使っている場合は外しておく必要があるので注意。
スマホの電源を入れる
Androidの場合は、機種によるがSIMを入れて、再起動するだけで自動的にネットワーク設定が完了する。
優先する回線をどちらにするか設定する
あとは、データ通信をどちらのSIMにするかを設定すれば普通に使うだけ。
この設定は状況に応じて切り替えることをおすすめする。
楽天モバイルを0円利用する際の注意点
発信の際は必ずRakuten Linkを使う
デュアルSIMだと発信の際にどちらのSIMを使うかを選ぶことができるが、楽天モバイルのSIMで通話をかけるのはご法度。
楽天モバイルはRakuten Linkというアプリ経由でしか通話が無料にならないため、普通に電話をかけてしまうと、20円/30秒の通話料がかかってしまう。
また、ナビダイヤルなど一部Rakuten Link経由でも通話料がかかるサービスがある点にも注意だ。
電話の着信に関しては、無料なので通常の電話と同じように使って構わない。
0円で使う場合はデータ通信の制限をかける(android)
androidの場合、月額のデータ使用量を端末側で制限できる。
よって無料期間が終了し、0円で継続利用をする場合は、この制限をかけておけば、ずっと0円で利用できる月1GB未満での利用が可能になる。
ただし、この設定はあくまでもスマホ側での測定値なので、設定していたからといって100%1GBを超えないということではない。
楽天モバイルを0円利用する方法まとめ
楽天モバイルはサブ回線としては非常に便利だ。
しかし、逆に言えば
- SPUの倍率を上げたい
- 0円で使いたい
- 通話をよくする機会がある
という人以外には、正直あまりメリットはない。
安いからといっても、そもそもデュアルSIMがない端末だと意味がないし、電話をあまりしない人にはメリットがないので、自分の普段の使い方を考えた上での導入をおすすめする。