今回はdocomo/au/Softbankの大手キャリアから、ahamo/povo/LINEMOの格安プランに切り替えるとできなくなること、その解決策を紹介する。
これから乗り換えを考えている人はぜひ参考にしてほしい。
大手キャリアからahamo/povo/LINEMOに移るとできない事7つ
キャリアメールの利用
ahamo/povo/LINEMOの格安プランに切り替えると、
- docomo→@docomo.ne.jp
- au→@au.com/@ezweb.ne.jp
- Softbank→@softbank.ne.jp/@i.softbank.jp
などの今まで使っていたキャリア発行のメールアドレスは引き継ぐことはできない。
一応これに関しては総務省がキャリアメールをつけろ的なことを言ったらしいので、今後キャリアメールが使える可能性もあるかもしれないが、現状対応することはない。
なので、キャリアメールを使っている人は、Gmailなどのフリーメールアドレスを使うのと、キャリアメールのアドレスで登録しているサービスのアドレス変更を行おう。
解決策
- キャリアメールをGmailやiCloudのフリーメールに切り替える
留守番電話・転送サービス
電話をあまりしない人には関係ないかも知れないが、仕事や移動時間が長くて電話に出られないなど、留守番電話のサービスを普段使う人には痛いポイント。
Androidであれば、端末によるが伝言メモ機能で代替できるが、海外メーカーの端末iPhoneだと代替できる機能がないので、どうしても留守番電話が必要な場合は大手キャリアの方がいいだろう。
解決策
- 端末の伝言メモを使う(Android限定)
- 外部サービスを使う
- 外部アプリを使う
家族間の無料通話
povo/LINEMOの場合、電話の家族割は完全に対象外になるので、かけ放題オプションをつけない限り、povo側/家族側問わず30秒あたり20円の通話料がかかる。
ahamoの場合は、ファミリー割引の対象になる&無料通話が最初からあるので、家族からahamoへの通話は無料となり、ahamoから家族へ通話も5分までは無料で使うことができる。
ただし、5分を超える通話に関しては他同様にオプションをつけない限り無料とならない。
解決策
- かけ放題オプションをつける
- LINEで代替する
- 家族から電話をかけてもらう(※ahamo)
店舗・電話でのサポート
いずれもオンライン専用ブランドであるため、契約申込みや契約後のサポートはオンラインチャットのみで、店舗・電話でのサポートはない。
なので、スマホがいきなり壊れたり、繋がらなかった場合でも、基本チャットで相談して解決する形になるので、これまで電話や店舗のサポートに頼っていた人だとかなり厳しいのが正直なところ。
解決策
- 自分で知識をつける
- 詳しい知り合いに聞く
3G回線の利用
いずれも4G/5Gのネットワーク回線のみに対応していて、3G回線には対応していない。
そもそも3G回線は新規受付が終了し、サービス自体も近々終了予定だが、現状だと5Gよりもエリアが実用性があるので、田舎や山で利用する機会が多い人は要注意だろう。
解決策
- デュアルSIMでエリアをカバーする
- 2台持ちでエリアをカバーする
無制限の利用ができない
どのプランも月20GB使えるが、データ繰り越しはなく、月20GB以上の通信は速度制限がかかる。
月20GBあればほとんどの人は大丈夫だが、今現在で
- docomo→ギガホプレミア
- au→データMAX
- Softbank→メリハリ無制限
などの大手の無制限プランに入っていて月20GB以上通信している人は気をつけた方がいいだろう。
一応povoに関しては、一日だけ無制限でつかえるオプションが200円で用意されている。
解決策
- 20GB未満で使う
- 24時間使い放題オプションを使う(povo)
法人・未成年の契約
格安プランが契約できるのは、20歳以上の個人に限られる。
法人で契約する場合は大手をそのまま継続、20未満の個人で契約する場合は、事前に家族名義に変更し、使用者という形にしておこう。
解決策
- 法人契約→大手を継続
- 20未満で契約→名義を親名義にする
家族で大手キャリアを使っている人は注意
他にも、ahamoはSPモード決済に非対応、povoは、LINEMOは家族割プラスがない(夏まではカウント対象)、LINEMOYahooプレミアム特典がないなど、細かな違いはまだまだある。
家族で大手キャリアをつかっていて割引額が大きかったりする人は大手を継続したり、UQモバイルやワイモバイルなどのサブブランドに変えた方が安くなることもあるので、各々の状況に合わせて契約するか検討してみることをおすすめする。