Softbankのワイモバイルと、auのUQモバイルはどちらも、
- 大手キャリアのサブブランド
- 3種類のプランがある
- 店舗でのサポートがある
- 通信品質が大手キャリアとほぼ同じ
など、共通項目が多く、なにかと比較されることが多い。
結論から先に言うと、この2つはサービス内容自体は大きくは違わないが、料金以外の部分でかなり差がある。
なので、今回はワイモバイルとUQモバイルのプランを比較して、どちらがどんな人に向いているのかや、家族で乗り換える場合はどちらが良いかなどについて解説していく。
現在この2つのどちらにするかで悩んでいる方はぜひ参考にしてほしい。
動画版の解説はこちら
ワイモバイルとUQモバイルの特徴
まずはワイモバイルとUQモバイルのプランの特徴を紹介する。
ワイモバイル(シンプルプラン)の概要
- プランはS/M/L(3/15/25GB)の3種類
- 月額最安2,178円~
- 1回10分のかけ放題と完全かけ放題あり
- 家族割orおうち割利用で月1,188円割引
- シニア割でかけ放題が1,100円割引
- Yahooプレミアムが無料(508円)で使える
- データ追加(2GB/5GB)が1年無料
- PayPayのキャンペーン時の優遇特典がある
ワイモバイルはSoftbankのサブブランド。
プランは3/15/25GBの3種類で最安の3GBプランが月2,178円と基本料金は少し高めだが、2回線目以降が1,188円引きになる「家族割」や、光回線やソフトバンク光との「おうち割」、M/Lプラン限定で最大10回線まで1,188円引きになる割引など、割引が豊富。
また、Yahooプレミアムが無料になったり、PayPayを利用する際の還元率がUP、さらに最初の1年間はキャンペーンで2GB(シンプルS)・5GB(シンプルM/L)のデータ量を無料で増量できる。
UQモバイル(くりこしプラン)の概要
- プランはS/M/L(3/15/25GB)の3種類
- 月額最安1,628円~
- かけ放題は3種類(月60分/10分/完全かけ放題)
- でんき割でS/Mプランが638円・Lプランが858円割引(1回線あたり)
- 節約モードで速度切替可能
- バースト機能あり
UQモバイルはauのサブブランド。
こちらもプランはワイモバイルと同じく3/15/25GBの3種類が用意されているが、全プランの料金はワイモバイルよりも安く、最安の3GBプランは月1,628円となっている。
また、家族割や光回線とのセット割がない代わりに、指定のでんきとのでんき割で月額料金が638円/858円引きとなる割引の他、ワイモバイルにはない低速・高速を切り替えられる節約モードがある。
ワイモバイルとUQモバイルの違い
ワイモバイル | UQモバイル | |
月額料金 | 3GB/2,178円 15GB/3,278円 25GB/4,158円 |
3GB/1,628円 15GB/2,728円 25GB/3,828円 |
かけ放題 | 10分かけ放題:770円 通話かけ放題:1,870円 |
月60分まで:550円 10分かけ放題:770円 通話かけ放題:1,870円 |
家族割 | 1,188円引き(2回線目以降) | – |
シニア割 | かけ放題が1,100円引き | かけ放題が1,100円引き メールサービス無料 |
セット割 | おうち割光:1,188円引き おうち割でんき:110円引き |
【でんきセット割】 S/M:638円割引き Lプラン:858円引き |
データ追加 | 2or5GB:550円(1年無料) | 500MB:550円 |
キャリアメール | 無料 | 220円 |
留守番電話 | 無料 | 418円 |
店舗サポート | あり | あり |
独自サービス | Yahooプレミアム無料 PayPayキャンペーン時優遇 データ追加無料 |
節約モード バースト機能 |
料金やサービスの内容を表で比較すると上記の通り。
これを踏まえると、ワイモバイルとUQモバイルの違いは大きく3つが挙げられる。
割引内容の違い
ワイモバイルでは、家族(親戚・同居人)で複数回線を契約、もしくはおうち割でソフトバンク光(オプション加入要)かソフトバンクAirを利用していれば、最大月1,180円引きになる。
一方UQモバイルでは、現状でんきセット割のみとなっている。
ただし、割引を適用した状態では最終的な料金はどちらも同じくらいになるので、どちらの割引が自分および家族が適用となるかで比較するといいだろう。
ワイモバイルでおうち割光を適用した場合(プランS)
- 1回線目→2,178円-1,188円=990円
- 2回線目→→2,178円-1,188円=990円
UQモバイルででんきセット割を適用した場合(プランS)
- 1回線目→1,628円-638円=990円
- 2回線目→1,628円-638円=990円
通話・メールサービスの内容
ワイモバイルは10分かけ放題と完全かけ放題の2種類だが、UQモバイルはそれに加えて月60分/550円のかけ放題があり、3種類用意されている。
一方ワイモバイルは、UQモバイルで有料となっているキャリアメールと、留守番電話サービスが無料となっている。
60分のかけ放題を除けば、基本的にはワイモバイルの方が電話をする人やキャリアから乗り換えてくる人には優しいと言えるだろう。
独自サービスの内容
ワイモバイルにはYahooプレミアムが無料、PayPayのキャンペーン時の還元率UP、そしてデータ追加が無料の特典があり、UQモバイルには節約モードとバースト機能がある。
これも好みにもよると思うが、金額的な部分ではワイモバイルの方が有利、機能面ではデータ節約ができ、バースト機能があるUQモバイルの方が優れているだろう。
結局ワイモバイルとUQモバイルはどっちがいい?
以上をまとめると、それぞれがおすすめな人は下記の通りとなる。
ワイモバイルがおすすめな人
- 2回線以上で利用する
- 家でソフトバンク光/Airを使っている
- Yahooプレミアムのサービスを使う
- PayPayをよく利用する
- キャリアメール・留守番電話を使う
こちらの方が使える割引・特典が多いので、家族で乗り換える場合や、ソフトバンクやYahooの関連サービスをよく使っていて割引適用の対象と場合ならおすすめと言えるだろう。
UQモバイルがおすすめな人
- 1回線で利用する
- 低速モードメインで利用したい
- でんきセット割が対象
- 60分のかけ放題が使いたい
こちらはワイモバイルと比べると割引の種類こそ少ないものの、でんきセット割という大きい割引もあり、なおかつ節約モードなどの独自機能も豊富なので、そのあたりを重視する方におすすめだ。
まとめ
あらためて、今回の比較を簡潔にまとめると下記の通り。
- ワイモバイルは家族・UQは1人向け
- 割引・独自サービスの内容で選ぶ
- 割引適用時はどちらも料金に違いはない
なお、ワイモバイルもUQモバイルも、店舗ではなくオンラインショップ経由で契約することで、オンライン限定のキャッシュバックなどの特典を受けられるので、これから契約する人はなるべくオンラインショップ経由で契約することをおすすめする。