この記事では、格安SIM歴5年の自分が2021年の2月から新たに始まったUQモバイルのくりこしプランを1ヶ月半使ってみた感想を紹介していく。
現在UQモバイルに乗り換えを検討していて、実際の使い心地や速度などを知りたい方はぜひ参考にしてみてほしい。
結論から言うと特に不満はない
これまで自分は
- Freetel（2年）
- mineo（3年）
- UQモバイル（現在使用中）
という感じで格安SIMを使ってきたが、結論から言うとこれまで使った格安SIMの中でもUQモバイルは最高。
実際自分だけでなく、家族もUQモバイルを使っているほど。
ただ、これだけだとステマっぽくなるので、実際に使ってみてわかった良い点・悪い点、また、これから契約する人が気になる点や、お得に契約する裏技も紹介する。
UQモバイルのくりこしプランの良い点4つ
- 通信品質が安定している
- 節約モードがある
- データの繰り越しができる
- 店舗のサポートがある
通信品質が安定している
UQモバイルはauのサブブランドなので、とにかく通信が安定していて速い。
速度で言うと、実はmineoを使っていたころの方が速いのだが、UQモバイルはいつどんな時であっても安定して高速に通信ができる。
MVNOのmineoやFreetelを使っていた頃は、どうしても昼や夕方に遅くなったり、電車内で突然遅くなったりなどがあったが、UQに変えてからはそれが一切ない。
格安SIMを使う上で一番気になるのはこの通信品質だが、UQモバイルの通信品質は感覚的にはauを使っていた頃と正直ほぼ変わらない。
節約モードがある
UQモバイルには「節約モード」と呼ばれるデータ無制限モードがあり、UQモバイルのアプリでワンタッチで切り替えができる。
節約モードはプランSで最大300kbps、プランM/Lで1Mbpsに速度が制限されるが、その代わりデータを消費しなくなるので、節約モードを活用すれば実質的な使い放題ができる。
楽天モバイルでも使い放題はエリアが絞られるという問題と速度の切り替えができないが、UQモバイルはauのエリアかつ、自分の好きなと時に高速・低速を切り替えられるので、より自由度が高い。
ただし、プランSに関してはわりと速度が遅いので、ずっと使う分にはストレスを感じるかもしれない。
データの繰り越しができる
UQモバイルの繰り越しは他の格安SIMのように余った通信データの繰り越しができる。
月2GB使って1GB余ったという場合も、翌月にその余りを使えるので、データをあまり使わなかった時も無駄がない。
繰り越し自体は珍しくないが、povoやライバルのワイモバイルにはこの繰り越しがないので、それらと比較する上ではかなり有利な点と言える。
店舗のサポートがある
自分は正直このメリットを教授していないが、UQモバイルは店舗でサポートを受けられる。
スマホに詳しい人にとっては特にメリットはないかも知れないが、あまりよくわからないという人にとっては大きいだろう。
実際に自分の嫁もスマホに関しては全く詳しくないが、UQモバイルの店舗でサポートしてもらい、一人でdocomoからUQモバイルへの乗り換えができた。
なので、「乗り換えたいけど手続きがわからない」とか、「トラブルがあったらどうしよう」というような不安がある人は安心して契約ができる。
ちなみに3/1からは一部のauショップでもUQモバイルを取り扱うことになったので、サポートは充実している。
UQモバイルのくりこしプランの悪い点3つ
- プランが少ない
- 家族割がない
- くりこしできるデータ量は上限がある
プランが少ない
UQモバイルはプランがSML（3GB/15GB/25GB）の3つしか用意されていない。
月3GB以下の人や10GB以上使う人には良いが、月3GB以上使うけど、15GBは多すぎるというような「SとMプランのどちらも微妙なラインの人」に最適なプランがないのは痛い。
また、プランSとMの速度制限の差もかなり大きいので、mineoやIIJmioのように、SとMの中間の10GBや7GBプランか、プランSで1Mbps対応であれば個人的には最高だった。
家族割がない
UQモバイルのくりこしプランには家族割がない。
一応くりこしプランでも、18歳以下の子供の学割（基本料が550円/1,100円引き）と、60歳以上の方向けの60歳以上の通話割（かけ放題が1,100円引き）が適用できるが、以前のスマホプランにはあったが、家族割自体はなくなった。
そもそも、このくりこしプラン自体がスマホプランにあった家族割を最初から適用させて安くしたという感じなので、結果的には以前よりも安くなったのだが、家族で使う場合のメリットが以前よりも少なくなってしまったのは痛い。
とはいえ、それを差し引いても家族で使う価値はあるだろう。
繰り越しは上限がある
UQモバイルで翌月に繰り越せるデータ量は契約しているギガ数分まで。
つまり、プランSなら月3GB、プランMなら月15GB、プランLは月25GBまでが繰り越しできる上限となり、契約ギガ数以上の繰り越しはできない。
これはプランM→プランSに変えた場合も同じで、仮に15GBで契約して3GBしか使わずに、プランSに切り替えた場合も上限は6GB（3GB+3GB）となるので要注意だ。
ちなみに余談だが、mineoだと繰り越しの上限はなく、パケットギフトで他の人に送る→お繰り返してもらうを繰り返すと無限に貯めることができる。
UQモバイルを契約する際に気になる点
プランはどれを選べばいい？
節約モードの無制限があるので、基本的にはプランSかプランM。
Lに関しては、高いだけで正直ほぼメリットがないので、3GB未満ならプランS、3GB以上使うならプランMにするか、プランSと楽天モバイルで組み合わせて使うなどがおすすめだ。
節約モードありきでも、どうしても月25GBを使いたいという人はプランLを選ぶといい。
povoとどっちがいい？
使い方や状況による。
サポートの有無や、auユーザーの家族がいるかどうか、かけ放題オプション、節約モードなどを考慮しない前提で言うと、20GB以上使うならpovo、3GB未満ならUQモバイルのくりこしプランSと言った感じになるだろう。
キャリアメールは使える？
auのキャリアメールは使えないが、UQ発行のメールアドレスは月220円で使える。
が、最近だとキャリアメールが必要になる機会も減ってきているので、どうしてもキャリアメールが必要という人以外はフリーメールに切り替えるのがおすすめ。
LINEの年齢認証はできる？
LINEの年齢認証はできない。
最近だと、大手3社とLINEモバイル、Ymobileに加えて、IIJmio、イオンモバイル、mineoも年齢認証ができるようになったが、UQモバイルに関しては対象外となっている。
一応auから乗り換えた場合は、au IDを引き継ぐことができるが、au IDが使えてもLINEの認証はできないので注意しよう。
UQモバイルに申し込む際のお得な裏技
キャッシュバックを利用する
UQモバイルでは期間限定だが、公式のオンラインショップなどで
- 端末セットで学割を適用させて新規契約で19,250円
- SIMのみの新規契約で3,300円
- SIMのみの乗り換えで11,000円
などのキャッシュバックを定期的に実施している。
これらは期間限定なので、いつでもやっているわけではなく、内容も頻繁に変わったりするが、実店舗や公式HPにはない特典なので、オンラインで申し込む人は必ずオンラインショップまたは代理店で申し込みをしよう。
エントリーパッケージを購入する（※au以外から乗り換えの場合）
![【事務手数料3,850円（税込）無料】 UQ mobile SIMカード版 ウェルカムパッケージ/au回線/[iPhone/Android対応]/ダウンロード](https://m.media-amazon.com/images/I/51r5fUd1DpL._SL160_.jpg)
上記のキャッシュバックが無い、またはau以外から乗り換えるという場合は、エントリーパッケージを使った申し込むがおすすめだ。
UQモバイルでは、アマゾンや家電量販店でエントリーパッケージを売っており、それを購入して申し込みを行うと最初の事務手数料の3,300円が無料になる。
auから乗り換える場合はそもそも手数料はかからない、キャッシュバックとも併用できないので優先順位は低いが、他の格安SIMから乗り換えで有効なキャッシュバックがないという場合は、こちらを利用するといいだろう。
Try UQ mobileで15日間無料で試せる
あまり知られていないが、UQモバイルでは15日間のお試し（レンタル）ができるTry UQ mobileというサービスを実施している。
これは、SIMカードのみと、SIM+UQの端末のセットの2パターンで選ぶことができ、15日のレンタル終了後は返却が必要になるが、実際に自分の持っているスマホが使えるかや、速度がどうかなどを契約せずに試せる。
なので、契約に関してどうしても不安が残るという人は、まずこのTry UQを試してみるといいだろう。
UQモバイルがおすすめな人
改めての結論だが、UQモバイルは
- 格安SIMを使っていて遅さを感じている
- 無制限に近い使い方をしたい
- auから乗り換えを考えている
- サポートが充実しているところを選びたい
という人におすすめなので、これらに当てはまる人で乗り換えを考えている人は検討してみるといいだろう。