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かけ放題オプションは本当につけるべき?自分にかけ放題が必要か確かめる方法

電話をかけている男性

povoやahamoの登場で、スマホのかけ放題オプションにも注目が集まっている。

結論から言うと、あまり電話かけることが少ない人はかけ放題オプションを付けないほうがそもそもお得なのだが、中には仕事の都合や、LINEが使えない人とのやりとりで、微妙に電話が必要など、かけ放題がいるかいらないか微妙なラインの人も多い。

そこで今回は、かけ放題オプションをつけるかどうかで悩んでいる人向けに、かけ放題オプションの注意点や、損益分岐点、どのかけ放題を選ぶべきか、そもそもかけ放題オプションが必要かを確かめる方法などを紹介していく。

なお、今回は大手キャリアの格安プランやサブブランドのかけ放題をメインに解説する。

この記事の監修者

格安SIM・WiMAX・光回線の選び方などを解説してます。格安SIM歴6年。現在使っている格安SIMはUQモバイル、楽天モバイル、OCNモバイルONE。

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かけ放題オプションの対象・対象外サービス

携帯を使う男性

まず、本題に入る前に、かけ放題オプションはそもそもどの通話が対象になって、どの通話が対象外になるのかを整理していく。

かけ放題オプションの対象になるのもの

  • 090/080/070から始まる番号
  • 市外局番
  • IP電話(050)
  • 警察(110)
  • 消防・救急(119)
  • 電報115
  • 海上(118)
  • 時報(117)
  • 災害用伝言ダイヤル(171)
  • 天気予報(177)
  • 留守番電話センター(docomo/au)

かけ放題オプションの対象となるのは上記への電話だ。

厳密に言うと各社によって多少異なるが、基本的には大体の通話は無料になると思っていい。

かけ放題オプションの対象外になるもの

  • ナビダイヤル(0570)
  • テレドーム(0180)
  • 67コール(0067)
  • 番号案内(104)
  • SMSの送信
  • #ダイヤル(au)
  • 消費者ホットライン(188)
  • 衛星電話・衛星船舶電話
  • 国際電話
  • 留守番電話センターの通話(Softbank/※プランによる)
  • 各社が個別に指定する番号や長時間の電話

かけ放題の対象外は大体はこんな感じで、特にナビダイヤルが対象外なのには要注意だ。

ナビダイヤルにピンとこないと人も多いが、主に企業の問い合わせ窓口などで使われるため、コールセンターや、宅急便の再配達などを利用することが多いひとはかけ放題に入っていても別途料金がかかかる。

かけ放題オプションの損益分岐点

分岐点

大手4キャリアの通話料と具体的にかけ放題オプションの損益分岐点は以下の通り。

※ここでは各キャリアの格安プランをベースに比較する。

大手4キャリアのかけ放題オプション

ahamopovo/UQSOL/Ymobile楽天モバイル
通話料20円/30秒20円/30秒20円/30秒20円/30秒
5分かけ放題0円500円0円
10分かけ放題700円(UQ)0円(Ymobile)
月60分かけ放題500円(UQ)
完全かけ放題1,000円1,500円/1,700円1,000円

通話料は4社どこも横並び。

かけ放題オプションについては、種類の違いはあるが、トータルの月額料金で比較すると実質的に楽天モバイル以外の3社は横並びになる。

なお、楽天モバイルに関しては、かけ放題オプションがないが、専用のアプリを利用して通話することで、通話料金が0円になる。

かけ放題オプションの損益分岐点

損益分岐点お得になる目安
5分かけ放題(povo)月12分30秒月12分/480円
月60分かけ放題(UQ)月12分30秒月12分/480円
10分かけ放題(UQ)月17分30秒月17分/680円
完全かけ放題(ahamo)月25分月24分30秒/980円

損益分岐点はこんな感じで、基本的には1ヶ月で合計12分30秒以上の通話するのであれば、通話料が500円を超えるため、いずれかのかけ放題をつけた方がお得になり、逆に月480円で収まるようであれば、付けない方がお得になる。

ちなみに、例えば

1月→通話料:480円
2月→通話料:1,000円
3月→通話料:120円

のように、ある月は通話をたくさんするけど、それ以外はあまり通話をしないという人は、年間の通話料(500円×12ヶ月=6,000円)で考えて、トータルで6,000円より安くなるかで考えるとよい。

自分にかけ放題が必要かを確かめる方法

腕を組む女性

ここからは具体的に自分にかけ放題が必要かどうかを確認する方法を2つ紹介する。

1ヶ月の通話履歴を確認する(発信したもの)

まず1つ目は、通話の履歴を見返して、自分が普段どれくらい電話(発信)をするのかを確認することだ。

ここでのポイントは、

  1. 着信ではなく発信の合計分数
  2. かけ放題対象外サービスにどれくらい発信しているか
  3. 1回の通話は何分程度か

以上の3つを確認すること。

なお、基本通話の着信は料金がかからないので、たとえ電話をよくしていると思っている人でも、自分から発信する機会がない人であればそもそも通話料金はかかっていないということになる。

毎月の通話料から損益分岐点を超えているかを逆算

2つ目は、実際に明細などを見て毎月の通話料金を逆算する方法。

通話料金を見て損益分岐点の金額を超えていなければ、それでかけ放題がいらないということがわかるので手軽だ。

また、通話料を40円で割れば、1月あたりの合計分数が割り出せる。

ただし、この方法だとナビダイヤルをどれくらいつかっているかが、正確に把握できないため、前述の方法と合わせて確認することをおすすめする。

ちなみに余談だが、明細にあるユニバーサルサービス料は、公衆電話、緊急通報などの通話インフラサービス提供のために一律でかかる料金(NHK料金のようなもの)で、解約しない限り無くすことはできない。

まとめ:月12分以上電話をする人は検討しよう

電話している男性

ここまでをもう一度整理すると、

  • かけ放題オプションにはナビダイヤルなどの対象外サービスがある
  • かけ放題オプションは楽天以外の3社は横並び
  • povo/UQのかけ放題は月12.5分/年60分以上通話するならつける
  • 完全かけ放題は月25分/年300分以上通話するならつける
  • 損益分岐点は通話履歴と明細で確認する

という感じだ。

最近は、LINEなどの電話の代替サービスも発達してきており、個人レベルで電話を使うシチュエーションは目に見えて減ってきた。

実際に、総務省が出している統計データを見ても、1日あたりの平均通話時間は平成30年時点で1分59秒と、年々通話時間は減ってきていてはいるので、仕事以外で電話を普段自分からかけることが少ない人はかけ放題オプションは付けない方がいいだろう。

いずれにしろ、今の自分の電話の使用状況を見定めて、かけ放題オプションをつけるかつけないかを決めることをおすすめする。

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